冒険、漂流記 |
海関係の冒険、漂流記の本の紹介をしています。 |
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深海からの声Uボート234号と友永英夫海軍技術中佐 | ||||
第二次大戦も終わりに近づいた一九四五(昭和二〇)年三月二四日、北ドイツのキール軍港からUボート234号が極秘裡に日本へ向かった。同艦には積載限度いっぱいの独軍機密兵器、設計図、そして五六〇キロの酸化ウランが秘匿され、ヒットラー暗殺計画グループの一員と疑われていた独空軍大将ケスラーや選り抜きの独海軍技術陣とともに、二名の日本海軍技術士官が便乗していた。航空機エンジンの権威庄司元三技術中佐四二歳、そして潜水艦設計の第一人者友永英夫技術中佐三六歳である。敵機来襲や艦内故障など六度の危機を克服するも、北大西洋南下途上の五月八日、U234はドイツ無条件降伏を受信する。艦内は騒然。迫りくる英海軍の追跡を振り切りながら、艦長は苦渋のすえ米海軍への投降を決断。監禁された二人の日本海軍技術中佐は遺書を残して自決、水葬された―。
【目次】 第1章 『U234』出航準備/第2章 凶となった『U234』の遣日任務/第3章 空の骨箱と妻正子/第4章 生い立ち/第5章 任官・仮締ボルト時代/第6章 潜水艦一筋・結婚/第7章 遣独の旅/第8章 ドイツでの足跡/第9章 それぞれの戦後 |
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太平洋ひとりぼっち | ||||
「挑戦」を忘れたニッポン人へ…40年も前に、わずか6m足らずのヨットで太平洋を横断したマーメイド号の航海記。不朽の名著、復刊。 【目次】 太平洋への夢/先輩たちとヨット購入/マーメイド号誕生/周囲の猛反対/出発準備/搭載品/日本脱出/悪戦苦闘の連続/走れ、走れ!/日付変更線を越える/風なし波あり/北風よ早く来い/天測不能位置だせず/お母ちゃん、ぼくきたんやで |
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シャドウ・ダイバー深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち | ||||
第2次世界大戦で活躍したドイツの潜水艦のUボートに関する書籍です。 死と隣りあわせで沈没船の遺物を探る屈強のレック・ダイバーたちが、1991年にニュージャージー沖の海底に発見したUボート。大きく破損し、中には乗組員と思われる大量の人骨があった。しかし、米国でもドイツでも、その海域でのUボートの沈没は記録がない。完全に歴史から消されたUボートに興味をそそられ、調査にのめりこんでゆくダイバーたちだが、深海でのダイビングは苛酷をきわめ、死傷者が続出する。やがて、真相に近づいてゆくにつれ、海底に眠る乗組員たちに道義的責任を感じはじめるダイバーたち。彼らはいったい誰で、なぜその海に散らなくてはならなかったのか。そして、5年にわたる調査の末に、ダイバーたちは歪められた歴史を目の当たりにすることになる―― 本作は深海での沈没船ダイビングの危険に息をのみ、陸上での調査に知的好奇心をくすぐられ、ダイバーたちが織り成す人間ドラマに胸がいっぱいになる、そんな作品です。そして、読後にすべてが現実に起こったことであることを再確認すると、真実の重みとそれへの畏怖にうちのめされます。520ページという分厚さも、まったく苦になることなく読めます。本年度、これを超えるパワフルなナラティブ・ノンフィクションはきっと、弊社からも他社からも現れないでしょう。それくらい、力を入れておすすめできる作品です。(早川書房より) |
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還らざる特攻艇3訂版爆装モーターボートの知られざる戦闘記録 | ||||
今から60年以上前に太平洋戦争があったのはご存知だと思います。特攻と聞くと、たいていは、特攻機のことを想像されると思います。海にも特攻潜水艦や特攻艇があったそうです。この本は特攻艇の戦闘記録書です。 本書は、昭和31年鱒書房より出版され、相当部数が発行されたといわれるが、すでに絶版になって久しく、また、水上特攻艇に関する出版物は他にほとんど見当らないため、生存する当時の関係者たちからの強い希望に応えて、今回重版することとなったものである。著者は、旧版はそのままとし、その後、英国の戦史作家が、日地米双方の戦闘記録を照合して著述した出版物やその他の資料などから、新たに発見された真実を追記補完し、外国における特攻艇の記録等もつけ加えて、これを上梓することとした。 本書を改めて読みかえすとき、太平洋戦争末期において、祖国の気球を挽回せんと、うら若い陸海の将兵たちが、この小さな特攻艇に搭乗し、眦を決して敵艦船に殺到し、驚異的な戦果を挙げて散華していったその純粋な情熱にふれ、戦後42年にして、なお、激しく胸えぐられる想いがするであろう。本書はその鎮魂の書でもある。(露出版社より抜粋) |
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漂流記の魅力 | ||||
日本には海洋文学が存在しないと言われるが、それは違っている。例えば―寛政五(一七九三)年、遭難しロシア領に漂着した若宮丸の場合。辛苦の十年の後、津太夫ら四人の水主はロシア船に乗って、日本人初の世界一周の果て故国に帰還。その四人から聴取した記録が『環海異聞』である。こうした漂流記こそが日本独自の海洋文学であり魅力的なドラマの宝庫なのだ。
【目次】 第1章 海洋文学/第2章 「若宮丸」の漂流/第3章 ペテルブルグ/第4章 世界一周/第5章 長崎/第6章 帰郷 苛烈な海のドラマ。初めて世界一周を遂げた日本人四人の「命がけの記録」が、いま甦る。 奥州石巻を出港し、難破してロシアに漂着した「若宮丸」の乗組員たち。10年の辛苦に耐え、日本人として初の世界一周をなしとげた彼らの記録『環海異聞』を中心に、数々の漂流記の魅力に迫る。漂流記こそ日本独自の海洋文学であり、ドラマの宝庫なのだ。 |
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オーパ、オーパ!!(モンゴル・中国篇 スリランカ篇) | ||||
原始の静寂の湖面に白波が走る。12メートルの巨魚か怪獣か。小説家は書斎の闇を抜け出し、幻の魚イトウを追ってモンゴル奥地へ、そして空前の巨魚を求めて中国最深部へ…(モンゴル・中国篇)。清澄。豪奢。絢爛。沈痛。…とてつもない質と量の宝石が小説家の眼前にひろがる。熱帯の却初の煌めきが、眼を射る(スリランカ篇)。“オーパ・シリーズ”完結。 |
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オーパ、オーパ!!アラスカ篇 | ||||
こちらも今は亡き、開高健氏の本です。ベーリング海の孤島セント・ジョージ。荒波に翻弄される小舟から、小説家開高健は釣糸を垂れる。待つこと10日。豊饒の海に潮満ち、剛竿が悲鳴をあげる。北海の野獣オヒョウとの格闘が始まった(アラスカ編)。更には北米の砂漠、ミード湖の名魚ブラックバス、洒落者ストライパー等々。カナダの大河にひそむ珍味キャビアの母にして太古を生きるスタージョンに挑む。(カリフォルニア・カナダ篇)。
こちらも写真たっぷりの読本です。 |
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オーパ! | ||||
今は亡き、開高健氏の本です。 世界最大の流域、褐色の甘い海、史前的世界を秘める大河アマゾン。その水底に住む名、怪、珍、奇さまざまの魚たち。 殺し屋ピラーニャ。躍進するトクナレ。疲れを知らぬファイタードラド。そして淡水最大の巨魚ピラルクー。驚きを求めてさまようこと60日、16,000キロ。 写真たっぷりの読本です。 |
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現代の海賊ビジネス化する無法社会 | ||||
最近、マラッカ海峡であった海賊、戦後初めて日本船が海賊に襲われたのは1966年のこと。そんな前から日本船は海賊の危険に晒されてきたそうです。もと、朝日新聞社の記者だった筆者が古今東西の海賊の歴史から海賊対策上の法規、対策法などが詳細に網羅されています。筆者自身が船で渡った世界の海での逸話もあります。興味ある方、読んでみてください。 |
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パーフェクト・ストーム史上最悪の暴風に消えた漁船の運命 | ||||
1991年の10月に実際にアメリカであったお話です。映画にもなりましたね。タラやカジキの漁船の話で、暴風に巻き込まれたお話です。冷凍庫の故障、このまま港に戻ろうか、燃料はしかし嵐がせまっている、波も高くなっている、船員の安否は、無線は通じない・・・船長どうする・・・。あとの物語は買って見てからお楽しみください。私は夢中になって一気に読んでしまいました。命の大切さを教えられましたよ。 |
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軍艦バウンティー号の末裔たちピトケアン奇譚 | ||||
最近ニュースで話題になったピトケアン島のお話です。 太平洋の島々の一番東にある孤島ピトケアン島、ここに住む人はなぜか白人が多いといわれています。それは、英国軍艦バウンティ号の反乱事件からこのピトケアン島の歴史は始まります。映画にもなりましたね。あとは買ってからのお楽しみです。 |
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無人島に生きる十六人 | ||||
ロビンソン・クルーソーやエンデュランス号漂流のように無人島に漂着して生き抜いていくお話はたいてい、悲惨であり夢や希望を失いやすいことが多いようです。この本は明治31年に実際に「龍睡丸」という船がミッドウエー島のパール・エンド・ハーミーズ礁という島にたどり着いたことから始まります。しかし、上記の本のように悲惨なお話ではなく、明るく、楽しく、また、愉快に無人島生活を楽しんで遭難者全員が助かるという不思議な漂流記です。ぜひ機会があったら読んでみてください。普段の生活のヒントになるかもしれませんよ。 |
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エンデュアランス号漂流 | ||||
1914年12月、英国人探検家シャクルトンは、アムンゼンらによる南極点到達に続いて、南極大陸横断に挑戦した。しかし、船は途中で沈没。彼らは氷の海に取り残されてしまう。寒さ、食料不足、疲労そして病気…絶え間なく押し寄せる、さまざまな危機。救援も期待できない状況で、史上最悪の漂流は17ヶ月に及んだ。そして遂に、乗組員28名は奇跡的な生還を果たす―。その旅の全貌。 |
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北天の星(上)新装版 | ||||
「鎖国令下、ロシア艦が蝦夷地に来襲。南部藩砲術師五郎治と左兵衛はオホーツクに連れ去られた。極寒の地で待ち受けていたのは、貧困と差別、そして言葉の壁であった。」吉村昭氏の得意の歴史作品です。連れ去られた2人がロシアでどんな運命を辿ったのか興味深い作品です。下巻と合わせてお読みになってください。 |
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北天の星(下)新装版 | ||||
「逃亡の途中、左兵衛は飢えから腐敗した鯨を食べて落命。五郎治は1人残され、幾度も絶望しながらついには帰国する。運命に抗い生き抜いた男を忠実に基づき圧倒的な筆力で書き上げた歴史ロマン。」ロシア兵に何度も捕まりそうになったり野生の動物に襲われそうになったりと生き抜いた姿が映像のように浮かんできます。上巻と合わせてお読みください。 |
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世界秘境リゾートで巨大魚を釣る! | ||||
その名の通り巨大魚釣りを特集した本です。誰でも行ける秘境リゾートで巨大イトウ、サクラマス、巨大キングサーモン、ピラルク等が載っております。2004年12月に発売されたばかりの本です。 |
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海釣りの悦楽 | ||||
「僕は、釣りの作法と楽しみ、釣り魚を美味しく食べる工夫と幸せを海に通い、漁師から学んだ。」本物の釣師、魚味通になるための薀蓄をあの釣りの達人モリさんが伝授。 |
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1万回のキャスティングFishon,fishoff | ||||
釣り嫌いだった俳優の根津甚八氏が書いた本です。なぜ、釣りが嫌いだったのに釣り好きになったのか、どのようにして釣りの世界に魅了されていったのか、その他、アラスカ、ナイアガラ、タスマニアの釣行記もあります。 |
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『釣り』を考える | ||||
東大名誉教授として、または財団法人日本釣振興会専務理事として、魚の研究だけでなく、自らもこよなく釣りを愛し、趣味としての釣りの将来を憂えた博士が後輩たちのために書き遺した釣りの随筆です。 |
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魚(さかな)はゆらゆらと空を見る釣りバカ放浪記 |
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魚が居る限り、海でも川でも日本の秘境から北米、南半球の孤島まで、どこでも行った著者が書いたエッセイ集です。 |
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釣り人の「マジで死ぬかと思った」体験談転覆・感電・漂流・落石・ヒル・クマ・キノコ中毒…e | ||||
釣りをしているとどうしても自然を相手にするため、ケガや動物、毒のリスクがありますよね。例えばテトラポットから足を滑らせて転落、アカエイに刺された、熊に遭遇、海に落ちた、ウェーダーに水が入って溺れそうになった等。こんな体験談が載っています。笑うに笑えない話も載っているので興味ある方は読んで見てください。 |
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釣り坊主がゆく | ||||
甲州の山奥に住むお坊さんの釣り日記です。三度のメシよりも釣りが好きで右手に釣竿、左手に数珠を握り釣り歩いているお坊さんです。 |