平成23年11月23日 更新
 トップページ / 釣り日記トップ / 平成23年11月釣り日記
平成23年11月釣り日記
平成23年11月2日(水)
平成23年11月23日(水)
おすすめリンク
 今週のお買い徳品
 お買い物ヒラメタックル
 釣果の伸びる本
 ヤリイカエギンググッズ

平成23年11月2日(水)
新しい中古船の回航・・・断念

平成23年11月23日
久々のタラジギング


2011年11月23日(水)      ページトップへ / トップページ
久々のタラジギング


前に所有していた船では絶対に行けないと思う場所まで沖合でのタラジギングです。

本日の釣行時間 午前7時~午後2時
潮の動き 中潮 満潮 午前7:13 午後8:07
           干潮 午前2:17 午後0:50

 数日前に俺っちマスターさんの友人、小友晃伸丸さんよりお誘いがあり、急きょ大船渡市三陸町崎浜の荒神丸さんに乗ってタラジギングしてきましたよ。

震災の数日前にデカいのを釣ったのが印象的だったので、今日も釣れるといいなあと50ℓのデカいクーラーボックスを持って参戦です。



久々の船釣りとあって気合が入りすぎたのか、出発の30分以上前についてしまいましたね。

船長以外、誰もいません。

20分待つと続々と車が入ってきましたね・・・2台だけど。

マスター・・・眠そう。

運転してきたKドウさんは、テキパキと気合十分でロッドを数本持って装備もクーラーボックスも・・・3人乗って、この荷物はどこに入ってきたの?と思うぐらい重装備です。


残念ながら荒神丸さんも船を流されて北海道から買ってきそうです。


幅広でワイドな船体でしかも速いです。






まだ、暗い崎浜港を6時出発です。

船に乗り込んで目的地まで1時間、仕掛けの準備をします・・・といってもジグをつけるだけでしたけど。



越喜来湾は、イカダが着々とできて震災前と同じような配置になってましたね。


定置網の浮き球も新品できれいでした。



目的地まで一時間、綾里崎沖10マイルぐらいかな。


この時期にこんな沖で無風で、べたナギです。




前に持っていたジギングロッドやツインパワー8000番は、結局見つからなくて、かろうじて見つけた剣崎V2ヒラメスペシャル255という三角バケ用のロッドと砂に埋もれて見つけたリールで、上州屋さんに頼んでオーバーホールしたシマノオシアジガー3000番です。

もともと三角バケ用にとPE8号を250m巻いていましたが、今日はそれを使っていいとのことで、使いました。

水深は200mで、使ったジグは300gでした。(これもバッグに入って田んぼに流されていたものを回収できました。)

他のみんなは電動リール・・・私は手巻きです。

「そんなリールじゃ、200m1回巻いたらバテるぞ~。」と言われつつも、筋肉痛になるくらい巻きましたね。

釣れればリールを巻くのは楽しいけど、釣れなくて回収するために巻くのは、大変です。



まずは第1投目・・・10分くらいシャクって、ゴンと何か乗りましたよ。

釣れてきたのは、タラに似た「どんこ」です。

沖にいるのは特にデカいですね。

こんな早い動きのジグに食ってくるんですね。

今日は潮の動きは良いんですけど、あまり食いが良くないようです。

釣れるのは、どんこばかりで、ぽつぽつ、他の人は、サバやスルメイカが混じります。

船内全体で初めてタラを釣ったのは、なんとマスター。

サイズは小さいながらも正真正銘のタラです。

後ろで何やら騒いでいると思ったら、Kドウさんがタラと沖キスのダブルを釣っていましたよ。



Kドウさんと一緒に来られたAさんもどんこを中心に上げています。

ガイドにラインを絡ませているとKドウさんがAさんに「早く、下ろさないと魚が逃げてしまうよ。急げ~急げ~、あわてるなゆっくり急いで・・・。」と言って焦らせています。



小友晃伸丸さんも400g、500Gのメタルジグを使ってサバのダブルやスルメイカ、どんこなどを釣っていました。



釣っているすぐそばをこんな大きなフェリーか走っていって、引き波で横揺れ~横揺れ~。

遅いようにみえて、けっこうなスピードが出てるんですね。



正午に近い時間にやっとゴンゴンと引くアタリがきました。

待望のタラです。

でも小っちゃ・・・どんこのほうが大きいくらいです。

もうそろそろ終了という時間にKドウさんが、竿が折れるんじゃないかというくらい大きな引きでリールを巻いています。

荒神丸船長に「ボカギもってこ~。」と言われ、慌てて、小友晃伸丸さん走ります。



「引きがないんだよな。」といいつつ見えてきたのは・・・「まさか・・・」



ロープとヒトデの絡まったゴミでした。

だんだんと風が吹き出してきて、いろいろポイントを回っていただき、私自身の釣果はタラ1本、どんこ11本でした。

港に戻ると、崎浜漁港は道路まで冠水してました。

港自体はあんまり壊れていなかったんですが、ここもすごい地盤沈下しているようです。

早く治るといいですね。


私自身も早く船を整備して、沖へ出たいです。


     ページトップへ / トップページ / 釣り日記トップ / 平成23年11月釣り日記

2011年11月2日(水)      ページトップへ / トップページ
新しい中古船の回航・・・断念



流された船の代わりに新しく和歌山県から父親と共同の中古船を購入しました。



 平成23年3月11日の東日本大震災による大津波で我が家の船はすべて流出したため、新しく船を探していたところ和歌山県の方から譲ってもらえることになり、いよいよ岩手県まで回航することになりました。

 与えられた時間はわずか4日・・・ナギさえ良ければなんとか持ってこれる時間だろうと甘く考えてしましたが・・・。

 
 結果から言うと、静岡県の下田で時間切れで帰ってきました。

 日本は狭いようで本当に広い国ですね。

 岩手県が遠いです。

 まだ、到着していません…現在は父親が回航中です。

 

 一日目・・・船を譲り受けて、和歌山県のとある市を9時30分頃出発・・・田辺市を過ぎたあたりまで、15ノットで、ほぼ自分が運転・・・

 

 





和歌山県田辺市付近でしょうか。

海の近くや険しい断崖にホテルや家がありましたね。



本州最南端の潮岬から大雨、強風、高波で、10ノット出るかどうかで1日目の目的地の伊豆まで、行けそうにありません。



上は潮岬です。

まっすぐ伊豆方向に舵を向けていたのですが、後ろからくる潮波と向かい風の複雑な波で何回か転覆しそうになり、このままじゃ危険ということで進路を変更し、近くにあった那智勝浦港に向かいます。

 あと5マイル(約9km)というのに横波が邪魔して進めず、2時間かけてどうにか港に入ることができました。

 那智勝浦港は穏やか海でした。



島にあるホテルまで迎えに行く船が行ったり来たりしてましたね。

船で初めての昼食兼夕食です。

カセットボンベのガス台を使ってお湯を沸かし、コーヒーとラーメンとパンの食事です。

後ろに一人寝れるくらいのキャビンがあって、前の所有者の方がいろいろ気を使ってくださり、布団まで敷いてくれました。

携帯のインターネットでで近くのガソリンスタンドを探して230ℓの軽油補給でした。

父親と交代で寝ます。

キャビンの下にちょっとした物置があり、そこに寝たりキャビンで寝たりしましたね。

いつもテレビを見たり、風呂に入ったり子供たちと話をしていた時が一番幸せなんだろうなという気持ちを思い浮かべながら、さびしさと疲れの中で、眠りに入りました。

翌日、軽い朝食をとって、海図とGPSと併用しながら初めての港を走ります。





那智勝浦を出てすぐ、またまた大波です。

今日こそは伊豆へと船を走らせるのですが、うねりと横風、三角波でほとんど父親が運転しましたが、目的地の伊豆の下田に行くことができません。

また、進路を変更して静岡の御前崎に入ります。

すっかり真っ暗になってしまい、岬を交わしたあと航路がわからなくてしばらくGPSと海図をみながら慎重に入りましたね。

港湾事務所に電話して、停泊していいところに止めて、370ℓの軽油補給でした。

巡航速度で一時間あたり35ℓの燃費でした。

あまり日中になると風が吹くのかと予想して3日目は朝3時30分に出港です。

真っ暗な港を注意して出ます。

出てすぐまた、うねっていましたね。



伊豆半島を通って千葉勝浦に行く予定でしたが、またもや北東の風でスピードを出すことができません。

運転してみましたが、船艇をパタンパタンたたくピッチングや後ろから来る波でブローチング現象でサーフィンみたいになりながらもなんとか伊豆下田に入ることができました。

海図をみながら定置網に注意して、なんとか入れましたね。




朝早かったにも関わらず、下田漁協の担当者の方に親切にしてもらい、一番いい場所に泊めさせてもらいました。




残念ながら4日目に岩手県に入ってなければならなかったのですが、4日目は移動日として父親に船を任せて帰ってきました。



3日間風呂に入っていなかったので髪も体も汗だらけで観光協会の方に風呂を教えてもらって昭和湯という銭湯に入った後、急行と新幹線で帰ってきましたね。



下田というとペリー来航でしょうか、至るところにペリー関係のお土産やお店がありましたね。

なんだか船で来て電車で帰るって不思議な気分です。



岩手県まで船を回せなかった悔しさと生きていて良かったという安心感の複雑な心境で一気に疲れが出たのか、ほとんど車内では寝てました。



各漁港の関係者の皆さん、船を譲ってくれて宿まで、手配して、高級な釣竿までくださったYさん、本当に心からお礼を申し上げます。

これからも生きている限り釣りを継続していきますので、今後ともヒラメ釣り日記をよろしくお願いいたします。



     ページトップへ / トップページ / 釣り日記トップ / 平成23年11月釣り日記

トップページ / 釣り日記トップ / 平成23年11月釣り日記
ページトップへ / トップページ / プロフィール / マイボート / 私の釣りスタイル  / マイフィールド