本日の釣行時間 午前6時〜午後12時30分
潮の動き 中潮
陸前高田にあった「酔い処 俺っち」は高田店が津波で被災したため、現在は、盛岡にて営業されています。
その俺っちマスターが宮古市でヒラメ釣りを企画してくれました。
喜んで2つ返事でA君パパと参加してきましたよ。
今回乗る平進丸さん、初めて乗るんですがどんな釣りを楽しませてくれるのか楽しみです。
遅刻しないように現地で泊まろうとのことで真夜中に車で宮古市まて移動します。
北の方にしばらく行かなかったんですが、釜石市水海公園から鵜住居まで三陸道が通ってだいぶ近くなりました。
真夜中だったので被災状況はわからなかったのですが、釜石の港はライトがまぶしいくらいついていたので、港周辺は思ったよりも復旧は進んでいるのかもしれません。
仮設住宅がところどころに建っていて、道路のガードレールは飴のようにひん曲がっていました。
山田のとある場所で仮眠したあと、停船場所まで移動すると、出船前まで時間にかなり余裕がありましたが、ほぼ皆さんそろっていますね。
ん?、なんだか岩手のテレビでみたことあるIBCの菊池幸見アナウンサーもいましたよ・・・マスター顔が広いですね。
みんな「全然寝てねぇ、眠れなかった。」と言いながらも、気合が入っていました・・・というより楽しみにしていたんですね・・・私もですが。
天気は晴れ、海はナギ、潮は中潮と釣りには申し分がないくらい、ベストコンディションでした。
これも何もかもマスターのおかげですね・・・ってマスターに言ったら「んだべー。」なんて笑ってましたね。
われら高田からも第一晃進丸千田船長、カーファクトリー社長も乗りました。
千田船長さん、船は見つかったんですが、船体半分が破損して使い物ならないそうで来年までに新造船を作って来年に向けて頑張っているそうです。
仕掛けも何もかも流されたから、すべて新しいものにしたと言ってました。
私もそのうち大きい船にしたいと思います。

5時30分、船は港を出発します。
船が出港した瞬間なんだか喜びのようななつかしさのようなものが胸の奥からこみあげてくるものを感じました。

所々、防波堤が壊れてたり、対岸には船が打ち上げられてたりしてましたね。
船は30分ほど15ノットぐらいのスピードで北に走って最初のポイントへ。

イワシはマイワシとカタクチイワシの混じりでした。
大きいサイズで15cmぐらい12センチぐらいのイワシが多かったですが、震災後の定置網が少ない状況で、こんなにイワシかあるのは本当に貴重なことです。
宝物のように扱います。
平進丸若船長さん、少しでも大きいイワシをみんなに分けて船内を釣りやすいように一生懸命動いてくれています。
船尾に設置した水槽に小さいイワシばかりになると、少しでも大きいイワシを提供しようとオモテにあるメインの水槽から選別して持ってきてくれます。
細かい配慮の行き届いた船でお会いしたことはありませんが、さすが、ダイワのフィールドテスターの佐々木修さんのおすすめの船です

早く釣りたい欲求を抑えてイワシを眺めます。
うん、良い型だ。
目的地に着いて笛の音がしました。
笛が合図なんですね。
仕掛けを投入するといきなりアタリが・・・ヒラメではないアタリで、乗ったと思ったらバレてしまいましたね。
隣ではソイやアイナメを挙げていました。
2投目で一気に引くアタリ・・・釣れたのはリリースサイズのソイでした。

写真を撮ってリリースしました。
2時間ぐらいポツリポツリと根魚が船上で釣れている中、私の竿がコツンコツンとアタっています。
ヒラメらしきアタリなんですが、小さいのかなと待ちに待って、グーッと持って行かれたところで、ここかなというタイミングでアワセると、小さいと思っていたら良い引きでした。
隣で若船長に「あわてずにゆっくり巻いてください。」と言われて注目を浴びながら釣れてきたのは、養殖物ではありましたが、58cmのヒラメでした。

自分自身、しばらく興奮してましたね。
包丁を持って、もったいないと思いつつ、血抜きを決行しました。
そういえば、泡ブクと活かしバツカンも流されてないんだっけ・・・買わなきゃ。
後ろでは、「なんだこの魚、引くなぁ。」とA君パパがぐいぐいと竿が引っ張られています。
水面に見えてきたのは、ギンザケでした。
隣の人ととオマツリしながらも70cm近い魚体と格闘していましたね。

私の隣では、「おっ、70cmきたぞ、元気だね〜。」なんてカーファクトリー社長が゛冗談?を言いながら巻いています。
場所が良かったのか、ヒラメが続いて上がります。
ついでにサバやギンザケも・・・サマータイムならぬサパータイムでした。

見えてきたのは、50cmジャストのヒラメでしたよ。
タモがデカいのでヒラメが小さく見えます。
サイズを測っているのを見たら「お〜、60cmだ〜。」というので、よくよく見たら10cmのところを起点に測ってたので隣の人が「あれ〜10cmサバ読んでるぞ〜。」なんて大笑いして船上は賑やかでした。
「どうせ測るなら「20cmのところから測れば70cmだったのに〜。」「なるほど〜、そうすれば良かったなぁ。」なんて冗談も言ってました。
船の反対側では、「マスターが釣れたぞ〜。」と騒いでいます。
竿を置いて、見に行くと良い弧を描きながら竿が曲がっています。

40cmぐらいのヒラメを釣っていました。
「おっ、アナウンサーもヒットしたぞ〜。」と竿を置いて見にいくと、竿が良いしなりで、菊池アナもヒラメを釣ってました。

この後、マスターさん、アイナメも釣っていましたね。

クドウさん、「おっ、釣れた・・・引きがないけど上がってくる。」・・・タコか?・・・まさか・・・第一晃進丸船長・・・「○○か・・・?」ポツリ・・・根掛かりでした。ホッ。
「ここで最後です。」と船長に言われて朝とほぼ同じ場所に戻って釣りになりましたが、アタリはなく終了となりました。

夏の終わりを告げるような、涼しさを感じながら、宮古の景色を見ながら、居眠りしていました・・・寝てたから、景色見てないか。

血抜きしたし、氷できちんと冷やしたので美味しくいただきました。
おかげさまで久しぶりのヒラメを堪能できて満足でした。
また、宮古に行きたいですね。
平進丸さん、お世話になりました。
最新釣果で写真まで載せてもらってありがとうございます。
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